サイトの引越やバックアップ復元などでXMLファイルをアップしようとして、できなかったことはありませんか?
(むしろ、できなかったから本記事を読まれているのだと思いますが)
原因の一つはXMLファイルのサイズが大きすぎること。
トラブルシューティングについても既に確立しています。
しかしKUSANAGIの場合は、ちょっとだけ気をつけてほしいポイントがあります。
(nginx限定。apacheでも同じだとは思いますが、確認したわけではありませんので)
アイキャッチの画像はKUSANAGIのイメージキャラクター草薙沙耶 ©PRIME STRATEGY
一般的なトラブルシューティング
KUSANAGIに限りませんが、nginxをお使いの場合、次のメッセージが表示されることがあると思います。
Nginx 413 Request Entity Too Large
これは、アップロードしようとしているファイルサイズが大きすぎることによるエラー。
nginxにおいてデフォルトで指定されているサイズ上限をアップしないといけません。
一般的なトラブルシューティング方法は次の通り。
- /etc/nginx/nginx.confを開く。
- client_max_body_sizeを適当な大きな数字に変える。
- /etc/php.iniを開く。
- post_max_size とupload_max_filesizeを適当な大きな数字に変更する。
- 終わったらリブート
恐らくどこでも、こんな感じの説明だと思います。
基本はこれでOKです。
KUSANAGIの場合気をつけないといけない点
ところがKUSANAGIの場合、この通りにしても解決できません。
その原因は、
書き換えるべきconfファイルとiniファイルが、お使いの環境によって違うためです
……といっても、そんな難しい話ではありません。
confファイルはSSL化の有無で以下の通りにわかれます
SSL化していない場合
/etc/nginx/conf.d/(あなたの設定した名前)_http.conf
SSL化している場合
/etc/nginx/conf.d/(あなたの設定した名前)_ssl.conf
php.iniファイルは、言語によって、以下の通りにわかれます
HHVM
/etc/hhvm/php.ini
PHP7
/etc/php7.d/php.ini
PHP5
/etc/php.d/php.ini
まとめ
ファイルの場所さえ間違えなければ、数字を変更する箇所は同じです
今回説明したファイル上限の変更に限らず
知らないと何かとハマリやすいポイントですので、お気を付けください
今回説明したファイル上限の変更に限らず
知らないと何かとハマリやすいポイントですので、お気を付けください