KUSANAGI環境でBackWPupが重いときの対策|バックアップ負荷を減らす運用記録

BackWPupはバックアップWordPressプラグインの定番。
私も使っています。

しかし重すぎて、バックアップ途中でサーバーダウンするのも頻繁。
夜中にcron動かしていますし、サーバーは自動で再起動しますし。
バックアップそのものはとれてますから被害は小さいのですが。

もう死活監視からメール送られてくるの嫌だ!

対策を施すことにしました。
KUSANAGI・WEXALユーザー向けに書いてはいますが、それ以外の方でも参考になると思います。

【2026年6月19日追記】
本記事は2024年時点の運用記録です。
当時は BackWPup と WP-CLI を組み合わせて運用していましたが、その後の BackWPup の仕様変更により、私の環境では WP-CLI 実行時にハングアップが発生するようになりました。
そのため現在は BackWPup の利用を停止しています。
ただし、本記事で紹介している「バックアップ対象を見直して処理負荷を減らす考え方」や、「KUSANAGI 環境でサーバー負荷を意識する重要性」については、現在でも参考になる部分があるため記録として残しています。

天満川鈴 WRITTEN BY 天満川鈴
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1 「サーバーの負荷を軽減する」を「最大」にする

BackWPup設定の「サーバーの負荷を軽減する」を「最大」にします。

「設定」→「ジョブ」を開きます。
画像の箇所です。

2 アーカイブ形式を変える

BackWPup設定の「アーカイブ形式」を「tar gzip」に変更します。

さくらインターネットによると、処理時間の関係でtar gzip方式がおすすめだそうです。

「ジョブ」→「編集」→「一般」の「バックアップファイルの作成」項目にあります。
画像の箇所です。

3 サイトアクセスの少ない時間に実行する

Backwupは、手動でも予約でも、サイトアクセスの少ない時間に実行します。

さくらインターネットのページにはAM3:00から変更するのがおすすめとあります。
共用サーバーであればその通りにした方がいいかもしれません。

一方、KUSANAGIの場合は考え方が異なります。
共用サーバーより他ユーザーの影響を受けづらいVPS。
スケジュール自動実行するにしてもcronで時刻設定しますからデフォルト時間は関係ありません。

だけどそれでも、cronの実行時間は検討した方がいいです。

サイトアクセスの少ない時間がおすすめします

手動でも同じ。
夜中とかサイトアクセスの少ない時間をおすすめします。

理由の1つは、VPSだろうと共用だろうとサーバーに負荷がかかるのは同じです。
サーバー負荷の低い時間にやるに越したことはありません。

理由の1つは、サーバーが落ちた場合のダメージを軽減するため。
サーバー落ちるにしても、訪問者多い時間より少ない時間の方がまだましです。

4 バックアップジョブそのものを見直して工夫する

バックアップジョブの除外項目を厳選する

バックアップするファイル・フォルダを減らすことで処理時間を減らします。

シンプルかつ原始的! でもストレートに効果的です

WEXALを使っている場合、WEXAL関係のフォルダ・ファイルは除外する

BackWPupジョブの「ファイル」からWEXAL関係のフォルダ・ファイルを除外します。
元のファイルさえあればWEXALが最適化し直してくれるのでバックアップする必要はありません。
除外するのは以下です。
WordPress をインストールしたフォルダーをバックアップ
_wexal
コンテンツフォルダーをバックアップ
_wxpdir
_wxfdir
バックアップから除外するファイル / フォルダー
/home/kusanagi/(アカウント名)/wexal を指定

プラグインを除外する

BackWPupジョブの「ファイル」の「プラグインのバックアップ」のチェックを外します。

プラグインは後からインストールし直せるのでバックアップ不要です。

もしプラグインのアップデートで不具合があってバージョンを巻き戻す必要があったとします。
その場合でも、WordPress.orgの当該プラグインページから以前のバージョンをダウンロードできます。

ただ、こんなケースもあることは付け加えておきます。

WordPressのシステムファイルを除外する

BackWPupジョブの「ファイル」の「WordPress をインストールしたフォルダーをバックアップ」からシステムフォルダを除外します。

WordPressを再インストールすれば入りますからバックアップ不要です。
具体的には次の2つです。

  • wp-admin
  • wp-includes

ただし場合によってはシステムファイルをカスタマイズすることもあるかもしれません。
その場合はカスタマイズしたファイルだけフォルダ外やローカルで保存するといいです。

翻訳関係のフォルダを除外する

BackWPupジョブの「ファイル」の「コンテンツフォルダーをバックアップ」から翻訳関係のフォルダを除外します。

具体的には次の2つです。

  • mu-plugins
  • languages

理由はここまでと同じ。
WordPressのセッティング過程で、これら2つを自分で入れたことなんて基本ないと思います。

テーマは子テーマだけをバックアップする

BackWPupジョブの「ファイル」の「テーマのバックアップ」から子テーマ以外のチェックを外します。

親テーマはWordPress公式や本家ページからダウンロードし直せるのでバックアップ不要です。

メディアファイルは今年のみをバックアップする

BackWPupジョブの「ファイル」の「uploads フォルダーをバックアップ」から今年以外のチェックを外します

「無添付の画像ファイルを削除して整理する」「編集して間違えて消してしまう」などの事情がなければ基本的に内容が変わらないはずですので。

ただし、条件があります。

チェックを外す前に、全て対象に含めたバックアップを手動で実行し、バックアップ先フォルダと別の場所かローカルに保存しておきます

1つはバックアップファイルが必要ですから。

サーバーに置きたい場合はバックアップ先フォルダと別の場所にします。
そのままだと間違えて消す可能性がありますので。
もちろんバックアップ対象から除外します。

確実なのはローカル。
自宅でRAID1などを組んだHDDを用意しているなら安心して保存できます。

あるいは、

ジョブを2つ作り、1つは今年のみ、1つは全てのメディアを含む様に設定します。
前者は毎日、後者は1週間~毎に一度実行する設定にします。

私はこの方法を取っています。
保険をかけつつ、日頃のサーバー負荷も軽減できるのが売りです。

ローカルにも保存していますが、分散しておくにこしたことありませんので。
さしあたって1週間で様子見ていますが1ヶ月間隔に変更するかもしれません。

サムネイルを除外する

BackWPupジョブの「バックアップから除外」の「uploads フォルダー内のサムネイルをバックアップしない」にチェックを入れます。

後で作り直せばいいのでバックアップ不要です。

その他不要なファイル・フォルダは全て除外する

ここは各自の環境で異なります。
各項目を見て、バックアップする必要がないならチェックを外します。
例えばキャッシュフォルダなど。

基本的な考えとして、

XMLエクスポートファイル、データベース、自分で設定した各種ファイル・メディアファイル(画像など)・子テーマ・プラグインリストを書いたtxtがあればサイトは復旧できます。

ただ、

ログフォルダやファイルは残しておいた方がいいと思います

大した量じゃありませんし、後でチェックしたいこともあるかもなので。

5 KUSANAGI Managerのバックアップに乗りかえる(ConoHa限定)

ConoHaかつ「かんたんKUSANAGIテンプレート」から導入した場合に限りますが。

KUSANAGI Managerには自動バックアップ機能があります。

データベースとwp-contentsを自動バックアップしてくれ14日分を保存してくれます。
もちろん手動バックアップもできます。
小規模サイトあるいはSSDの追加を厭わないのであれば、こちらに乗りかえるのも手です。
(そうでないとSSDの容量がに圧迫されてしまいます)
詳しくは公式をどうぞ。

まとめ

本稿のキモは設定よりもむしろ「バックアップジョブそのものを見直して工夫する」にあります。
無駄な作業を削ることでBackWPupによる負荷を下げてしまいます。
ここまで削れば、重いままでも作業時間は短くなっているはずです。

私の環境ですとバックアップが500GBまでなら何とか落ちずに完走しています(KUSANAGI 2GBプラン)。
メディアファイルが今年のだけならだいたいそれ以下におさまります。

頑張って除外作業に励んでください!

 

 

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天満川 鈴のプロフィール画像
WRITTEN BY

天満川 鈴

未経験からWEB業界に入り、現在はWEBディレクターとして実務に従事。 要件整理・導線設計・コンテンツ構成などを学びながら、日々改善を重ねています。 AIを活用したコンテンツ制作・効率化を強みとし、プロンプト設計を含めた制作フローの最適化にも取り組んでいます。
本サイトでは、WordPressやサイト制作に関する試行錯誤・検証内容を中心に発信。 技術検証の一環として、KUSANAGI公式サイトにて記事を2回紹介いただきました。

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