当サイトで連載中のWeb制作会社漫画「からふるわーくす」。
生成AI・ChatGPTで作画しています。
連載4回目(話数はなぜか8話ですが)にして、ようやく安定した品質で出力できるようになりました。
そこで、今回の記事を皮切りに、

ChatGPTで漫画を作る中で考えたことや試したことを纏めていきたいと思います
AIで書いた小説を漫画にしたくなった
私は小説家でも漫画家でもありません。
ただのWebディレクターです。
そんな私でもChatGPTの力を借りたおかげで小説40話を書き上げることができました。

こうなると人間って欲が出ちゃうよね
ChatGPTの出してくれた、からふるわーくすのスタッフ達。


彼女達が漫画で話すところや動くところを読んでみたい!

その方がPVも獲れるでしょうしね
俗なことを言いやがる。
まあ、そういう本音ももちろんあります。
というわけで、

生成AIでの漫画作りに挑戦してみました!
ChatGPTでのAI漫画生成1stチャレンジ
作業開始
漫画生成にチャレンジしたのは11話を作り終えたところ。
小説生成が安定してきた頃で、特に11話はちょうど一番漫画映えしそうな話でもありましたので、それに決めます。
ChatGPT執事とどう進めるか相談。

小説とは別に、漫画用の参照資料が必要です
4コマ一気に作らせるとなるとAIには負担なので、1コマずつ作りましょう
というわけで、まずは参照資料を作成。
ChatGPTに全体のネームを切らせて、1ページ目の作画に入ります。

以下のプロンプトに従って作画して!
しかし、できあがったもの。

なんだこれ!
生成失敗した画像例
いくつかの画像を生成してみましたが、どれもこれも漫画のコマとして成立してない。
何がおかしいのか、3つほど例をとりあげてみてみます。

11話の1コマ目、いきなり目眩がしました。
ここはネームを知らないとわかりづらいかもしれません。
任野(キャラ)は営業先から帰ってきたところです。
そして、4人+αのオフィスですから、何部屋もあるわけがありません。
外はエレベーターホールです。
しかし外もオフィスになっています。
ここは私の世界設定が悪いのもあるので、図を書いて、さらにプロンプトでも指示しました。
しかし外が直っても、例えばドアに勝手に加えた表札がオフィス側を向いていたり(来客用の表札ですから通常は外を向きます)。
あれを直せばこれがおかしくなるが続いて、修正を投げ出しました。

仕事やってるところにドンと資料を差し出す。
しかし小田(右キャラ)は、そのために椅子をひいて右に移動した形になっています。
(PCの位置に注目)
資料を差し出されるのを予想していたのでしょうか?
また、任野(左キャラ)の位置も、小田が元座ってた位置に限りなく近い。
ほとんど密着していたことになります。
ついでに、マウスを使って作業していたとするなら、そのマウスの上に資料を差し出してもいます。
同様に色々と修正指示を出しましたが直りませんでした。

言葉(左キャラ)のモニターがこっち(読者側)を向いてます。
つまり言葉はモニターの背を見ながら仕事していることになります。
キーボードとモニターの位置関係も、両者が横一列に並んでいて、明らかにおかしいです。
これもやっぱり直りませんでした。
CLIP STUDIO PAINT EXを買う
ChatGPTに相談します。

せめてオフィス内の位置関係なんとかならないかなあ、3Dモデルとか使って

できますよ
しかし住宅用3Dモデルを色々出してきたものの、有料か今回の目的にそぐわないか。

無料で高機能なのはないの?

Blenderがあります

作り方教えて
しかし訳分からなくて挫折しました。
その果てに出してきたのがCLIP STUDIO PAINT EX。![]()
言わずと知れた、漫画家御用達のソフトです。
この中で3Dモデルを組んだり、人物を置いたり、ポーズを取らせたりできるのだとか。

これで勝てる!
ちょうどセールが始まったので買い切りタイプを購入しました。
だが、しかし、

3Dモデル有料ぱっかり……
というわけでクリスタを使うのも断念。
AIでの漫画制作を諦め、小説の生成に専念しました。
なお、クリスタにつきましては、この時は役立ちませんでしたけど、

現在はとても役立っています!
これについてはまた改めて記そうと思います。
ChatGPTでのAI漫画生成2ndチャレンジ
3か月近く経ったある日、思い立ちました。

もう一度、AI漫画に挑戦してみる!
理由は、ChatGPT-6 Astraの出現。
お仕事でAstraを使ってみたところ、その能力に驚愕。
Astraなら漫画作れるんじゃないかと思った次第です。
題材として選んだの前回挫折した11話です。
まずネーム、ChatGPTのざっくり案を下書に自分で切りました。
生成ルールやスタイルシートは以前に作ったのがあるので流用します。
さて、いよいよAstraに……と思いきや!

制限!
AstraはWorkの利用量をあっという間に食いつぶします。
調子に乗って使ってるとすぐに5時間利用不可制限を食らうんです。
というわけでChatのチャッピー執事に話を振ります。

ラフだけでも起こしてみない? 君も見たいでしょ?

見たいですねえ
と言うわけで作らせてみました。
前回と違うのは、①4コマ一気に生成、②ラフなので白黒、です。

ぜんぜん別人じゃないか! 画風はおろか性別すら違うじゃないか! ちゃんとスタイルシート見ろ!
しかし気づきます。
キャラは完全にアウト。
しかし、コマはちゃんとネーム通りに描けている。
構図も破綻してない。
そして、

これ、白黒のままでよくない? カラーじゃなくてもよくない?
考えてみたら、漫画には基本的に色ありませんし。
白黒のままのが読みやすいですし。
このまま修正してみよう。
1つずつ気になるところを潰していきました。
背景や小物もできるだけ描かさず、場面説明に必要な物だけに絞ることにしました。
その結果、


できちゃったじゃないか!

できちゃいましたねえ、ラフではなく本番が
QAを重ねつつページを生成し、3時間が経過。

全部できたね
17ページ完走してしまいました。
現在のものは一部6.1-Solや6.0-Astraで修正しています。
ただ、半分くらいのページはそのままです。
「白黒」がAI漫画の生成に成功した鍵では?
こうして、ついに、いったんは諦めたAI漫画の生成に成功しました。
でも、あれだけ構図がめちゃくちゃだったのに、どうしてできるようになったのか。
空白の3か月の間にGPT-Image2.5が出ましたから、その影響もあるのかもしれません。
ただ、私とChatGPT執事両方の意見としては、

白黒にしたのが大きかったんじゃないかな?
私達の仮説として、理由は2点挙げられます。
1点目。
AIの処理負担が減った。
思考量を要する作業ほどAIはミスが多くなる、このことは経験上わかっています。
白黒を指定したことで色を塗る負担が減り、その分描画そのものにリソースを回せたのでは?
この点においては背景や小物の簡略化も効いているでしょう。
2点目。
描画エンジンが「イラスト的な見栄え」より「漫画としてネームを再現すること」を優先しやすくなった。
なので、コマ単体での映えを考えることなしに、思考がネームを忠実に再現する方向に向かったのでは?
あくまで仮説ではあります。
ただ、その後もAI漫画を生成していくなか、個人的にはやはりそうだという確信が強まりつつあります。
まとめ
実のところ、今ならカラーで作ろうと思えば作れます。
でも、記事中でも述べたとおり、

漫画は白黒の方が読みやすい!
余計な情報がない分だけ見やすいですし、台詞も頭に入りやすいですし。
なので、その後も白黒でも漫画生成を続けています。
もし、これからAI漫画を作ってみたいというのなら、

白黒は本当におすすめです! ぜひ試してみてください!
余談
……で終わるはずだったのですが。
記事を書き終えて、6.1 Solにこの記事のアイキャッチを作らせてみました。
その結果がこちら。


まんま、1stチャレンジと同じ失敗してやがる!
なんで、自分の見てる原稿が読者側を向いてるんですか?
なんでタブレットの原稿が自分じゃなくて読者側を向いてるんですか?
図らずもこの記事に書いたことを改めて証明してしまいました。
作り直すのも大変ですし、これはこれで面白いのでこのまま採用することにします。
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