釣りっぽく見えるタイトルですが、効果があったのは本当です。
本記事では、私が実際に体験した著者情報によるアクセスアップ効果を記します。
SEOにおける著者情報の効果についても簡単に触れます。
著者情報を記事下に設置した結果
先日、記事下に著者情報を設置し、以下の記事を書きました。
アップして寝る、そして起きると……アクセスがぎゅいんと伸びてる。
何が起こったの!
ツイートにより記事のアクセスが急上昇
一晩で、ある記事のアクセスが急上昇!
増加していたのは、この記事です。
書いてから二週間経った記事。
書いた時点でもそこそこのアクセスはありましたが、既にこんな状況でした。
それが……一気に爆裂。
1→204に増加!
アクセス200倍だ!
……という見出し詐欺でした。
ですが、まだ続きがあります。
アクセス急上昇の理由はツイート
気になるので調べてみます。
主なリファラー(訪問元)はTwitter。
開いて検索してみたところ、記事が以下のツイートを起点に拡散されていました。
【きもおたこらむ】文部省、今すぐ潰れやがってください https://t.co/OqX0b0EQHl @rin_tenmagawaさんから 元公安調査庁の天満川さんのコラム。興味深い内容です。
— タキタカンセイ (@kanseiTK) November 19, 2016
これがさらに、拡散されます。
ありそうな話。官僚と話したときの言葉通じない感。RT @kanseiTK: 【きもおたこらむ】文部省、今すぐ潰れやがってください https://t.co/FWX33Y0gXQ @rin_tenmagawaさんから 元公安調査庁の天満川さんのコラム。興味深い内容です。
— 新保信長/南信長 (@nobunagashinbo) November 19, 2016
新保信長様は、「ゆうきまさみ 異端のまま王道を往く」を出している方。
ちょうど買おうかどうしようか迷っていたところ。
そのタイミングもあってびっくりしました。
私は「じゃじゃ馬グルーミン UP!」が一番好きです。
どうでもいいですね、はい。
タナカキンセイ様、新保信長様、その他の拡散してくださった方、心より感謝いたします。
広まったのは「著者情報」を設置したから
もちろん二人にフォロワーが多数いたというのもあります。
いじめ問題が話題になったところで、タイミングがよかったのもあるでしょう。
(なお書いた理由もタイミングも世間の動きとは関係ありません)
しかし、注目していただきたいのは次のポイントです。
元公安調査庁の天満川さんのコラム
記事の内容を簡単に説明すると、文部科学省のキャリア係長が官庁訪問において「いじめなんてないよ」と強弁した、というものです。
これを書いたのが一般人なら「ああ、あるある」とか「世の中わかってないねえ、そんなものだよ」という感じで流されたでしょう。
実際にそういうツイートも見かけました。
しかし一方の私もまた、霞が関で勤務していた元キャリア官僚。
マスコミに報道までされており、素性も確かです。
そうなると話の内容が一気に現実味を増すわけで。
中には「告発」と受け取る人も出てくるでしょう。
本記事にそれだけの説得力を与えた理由。
それが設置したばかりの著者情報だったわけです。
ちょうど著者情報の記事を書いたばかりで、なんとタイミングのいい……。
しかも私は記事下フッター部の一番上に置いていました。
記事を読み終われば真っ先に目にする。
そのことも大きかったでしょう。
著者情報がSEOに与える直接的な効果(2020年2月14日改訂)
2016年当時、SEOにおいて著者情報は現在あまり意味を持ちませんでした。
以前までGoogleはオーサーランクを検索順位に優位な要素と位置づけていましたが、やめてしまっています。
それゆえ当時は著者情報を置くより、フェイスブックの「いいね」ボックスを置くという方が多かったです。
あるいはアドセンスを一番上に置いて収益アップを図るとか。
しかし近年は変化の兆候が見えてきました。
https://seotaku.com/2018/08/16/why-author-reputation-matters-for-search/ リンク切れ
Google検索品質評価ガイドラインがアップデートされ、「コンテンツクリエイターの評判」という内容が初めて言及されました。
引用元:海外SEO情報「「誰がコンテンツ作成者であるか?」がSEOにとって非常に重要になってきている」
アップデートされた検索品質評価ガイドラインの「コンテンツ作成者の評判」のページには何が書かれているでしょうか?
簡単にまとめると以下のように書かれています。
Webページでは以下の2点が明確に確認されるべきです
- 誰がそのサイトの責任者なのか(もちろん、”About us”のようなリンクページに書かれているはずです)
- 誰がそのページのコンテンツを作ったか
ガイドラインは、ブランドや会社、サイト運営者のオンラインでの評判だけではなく、それぞれのコンテンツの作成者も評価されていると示唆しました。
作成者の評判は、他者によって書かれた略歴などを利用しているそうです。
サイトオーナーとメインコンテンツの製作者はページの品質を評価する上でもっとも重要だと考えられている要因のうちの1つだそうです。(5つあるそうです)
引用元:海外SEO情報「「誰がコンテンツ作成者であるか?」がSEOにとって非常に重要になってきている」
SQRGに書かれたからと言って、著者情報(正しくはかつてに言うオーサーランク)が検索順位の決定要因となったというわけではありません。
しかし少なくとも、重視しているとは言えるでしょう。
上記記事の結論部から引用します。
フェイクニュースが蔓延している時代に、Googleが検索品質評価ガイドラインをアップデートし、著者の評判を重要視するようになったことは偶然ではないでしょう。
まったくその通りなわけで。
著者情報そのものを設置するかはともかくとして、最低でも著者名をschema.orgによって構造化マークアップくらいはしておいた方がいいです。
なお、当サイトの使っているテーマLuxeritasでは自動的にやってくれます。
(著者名を消せるようにもなっていますが、SEO上は消さない方がいいです)
興味ある方は、こちらから。
著者情報のSEOに関する技術的な側面についてさらに詳しいことを知りたい場合は、こちらの記事が参考になります。
著者情報がSEOに与える間接的な効果
少なくとも2016年当時において、著者情報を置く意味はSEO上ありませんでした。
しかし視点を変えてみましょう。
マーケティング全体から見た場合、著者情報が意味を持たないかと言えば違います。
紹介の仕方によっては記事の重みを増すことができます。
本件はその典型的な例と言いえます。
……などとおっしゃられるかもしれませんが、決してそんなことありません。
世間の人は私なんてほとんど知りません。
役所辞めてしまえばただの人です。
大事なのは、次の点です。
私がいくらWordPressの記事を書いたところで、著者情報と結びつく要素がありませんからプラスにはなりません。
(参考にしてくださるプロもいますが、それは記事の中身の話。著者情報とは何ら関係ありません)
逆にWebデザイナーやプログラマーがWordPressの記事を書く。
そして紹介欄に身分が記されていれば「やっぱすげえ」となるでしょう。
つまり何が言いたいかと申しますと、
著者情報と結びつく記事を書いた場合、説得力が倍増する
その結果として拡散力が増し、間接的にSEOへプラスに作用する
ということです。
実は、著者情報設置によるマーケティング効果は計り知れないものがあるんです。
結びつく要素は何でもいいんです。
誰でもプラスにしうる要素はあるはず。
極端な話ですが、ニートであればそのこと自体が要素となります。
ニートプロとしての記事を書けばいいんです。
著者情報を置かないことには、見込める効果もゼロ。
とにかく騙されたと思って記事下に著者情報を置くことを推奨します。
最後に ~というか蛇足?
私が嬉しかったのは、アクセスアップよりも次のツイートです。
なるほど、題名だけは知っていました。今度読んでみます。ところで、天満川さんの『キノコ煮込みに秘密のスパイスを』読み始めたところです。こういう言い方は失礼かもしれませんが、ユニークなインテリジェンス小説ですね。面白いです。創作頑張ってください。
— タキタカンセイ (@kanseiTK) November 20, 2016
読者が一人増えた瞬間です。
あくまで本サイトは、私の著作を読んでいただくために作った小説サイトですので。
というわけで、
皆様もお読みいただけたら嬉しいです