
WordPressでユーザー削除したら、記事も一緒に消えちゃった!
問題発生
サイト運営を手伝ってもらっていた方(Aさんとしておきます)が抜けることになりました。
Aさんに与えていた権限は編集者。
私の書いた記事全ての編集・削除が可能という強力な権限。
Aさんを信用するしないではなく、サイト管理の常識として放置できません。
というわけで管理ユーザー欄を開き、Aさんにチェックを入れて削除。
ん? なんか間違えたような……

あああああああああああああああああ!
Aさんの書いた記事が全て消えてしまいました
記事は残しておかないといけないのに!
だからその方法もちゃんと調べたのに!
ええ、もう青ざめました。
原因
どうしてこうなったか?
私のしでかしたミスは具体的に以下の通り。
ユーザーを消去する場合、こうしたダイアログが出ます。
ユーザーから削除しても記事を残したい場合は下にチェックを入れる必要があります。
「下にチェック入れて私にしないと」と頭に入れてはいたのですが……ついクリックしていく過程で、手拍子で上にチェックを入れてしまったのです。
クリック連打するときってそういうことありませんか?
というわけで、まずはAさんに謝罪。
次いでTwitterでも謝罪。
復旧作業にあたります。
ウェブキャッシュを探す
Web上には消えた記事のキャッシュが残っている場合があります。
なので次の記事を参考にして、chromeに次のプラグインを入れてみました。

上記記事で紹介されている拡張プラグイン「web cache」は7つのキャッシュサービスから消えた記事を探せる優れもの。
しかし……ダメでした。
スカイプログを探す
続いてAさんとのスカイプログを探します。
Webで見つけた記事の一部分を検索ボックスに入れると、一部は下書が見つかりました。
これをコピペして別記事に起こし直してアップ。
しかしURLが変わってしまいました。
しかも1本だけは下書すら残ってませんでした。
幸い記事の趣旨は覚えていたので、私が書き直しました。
これで当座の修復は完了です。
ただ、気になるのは、

記事を作り直す際に同一スラッグが使えないんだよね
だったら理屈上、どこかに記事が残っているのではないか。
できることなら完全復旧したい。
全体のバックアップ自体は残っているし、何か方法がありそう。
ということで後日対策を考えることにしました。
解決!
問題発生から3日後。
ついにオリジナル記事を完全復旧できました。
その答えは以下の記事に書いてありました。
上記記事からの引用
うっかり「消去する」を行ってしまった場合、
じつは、記事のタイトルや本文などのテキスト情報だけなら、
「ゴミ箱」に入っています。

!!!
恐る恐るゴミ箱を見る……ありました。
Aさんの書いた記事が全て!
即座にゴミ箱から戻す。
念のため、記事の編集画面を複数タブに渡って展開。
ユーザーを私に指定し直して公開。
これで元記事の内容・URLのまま完全回復。
無事、胸を撫で下ろすことができました。
誠にもって、お騒がせしました。
結論
WordPressのユーザーを削除する際には記事の管理に気をつけてください。
記事はユーザーに紐づけられてるから一緒に消えちゃいます。
でももし消去してしまったとしても、その記事はゴミ箱に残っています。

だから安心して!

XMLエクスポートファイルやデータベースのバックアップをしておけば、知らなくても慌てないんだけどね