E-E-A-Tを体感した私の実体験 ~「元公安調査庁の天満川さん」と紹介された日~

最近、SEO界隈で「E-E-A-T」という言葉をよく見かけるようになりました。

E-E-A-T:
Googleが重視している、サイト品質評価の考え方
①Experience(経験)②Expertise(専門性)③Authoritativeness(権威性)④Trustworthiness(信頼性)

私は当該ワードがまだ存在しなかった2016年、

E-E-A-Tの重要性を身をもって体験しました。

本記事ではその実体験について記します。
あわせて、そのきっかけとなった著者情報とSEO上の効果について思うところをまとめます。

天満川鈴 WRITTEN BY 天満川鈴
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E-E-A-Tを体感することとなった事件

著者情報ボックスを記事下に設置した

2016年11月、サイトの記事下に「著者情報ボックス」(以下、著者情報)を設置しました。
今でこそ多くのサイトで見かける記事下の著者情報ですが、当時設置していたサイトは少数でした。
多くはサイドバー上部やフッターに設置。
記事下にはXやFacebookなどのフォローを促すCTAを置くのが流行っていたくらいです。

しかし、私はトレンドに逆らいます。

あえて記事下にCTAではなく著者情報を設置しました。

当時考えた、著者情報を設置するメリットは以下の通りです

  1. 記事を通じて自分をアピールできる
  2. 記事に説得力を与えることができる
  3. 著者情報直下にフォローボタンを配置することで反応してもらいやすくなる

1について。
ある記事を最後まで読んで面白かった場合には「この記事を書いたのは、どんな人だろう?」と思ったりしませんか?
そこに著者情報を設置しておけば目を通してもらえます。

2について。
1の逆です。
記事について「どうなんだろう?」と疑問を感じたとき、執筆者の特性を付すことで説得力を与えることができます。

3について。
異性に告白するとしましょう。
「恋人になってください!」と「私はこういう人物です→恋人になってください!」では全然違うと思いませんか?
読者へのアプローチもこれと同じ。
記事だけでなく人物まで知ってもらえた分、フォローしてもらいやすくなります。
著者紹介まで目を通している時点で一定の関心は抱いてもらえてます。
さらに、その関心をフォローへの動機付けに用いるという理屈です。

どうして記事下なのかは、モバイルを考慮した場合の場所としてベストだからです

プロフィールを設置するのはサイドバーかフッターが主流でした。
PCならオッケーです。
しかしモバイルだとサイドバーは画面下部に追いやられます。
フッターまではまず間違いなくスクロールしてもらえません。
しかし記事下であれば、PC・モバイル問わず、記事に満足してくれた人であれば読んでくれる可能性が高くなります。

設置した翌日、ある記事のアクセスが急上昇

前項の内容の記事をアップしてベッドに潜りました。
そして起きると事件が起きてました。

何が起こったの!?

アクセスがぎゅいんと伸びてる。
増加したのは、この記事でした。

書いてから二週間経った記事。
前日時点でのアクセスは「1」でした。

それが「204」!

アクセス200倍!

アクセス急上昇の理由はXのポスト

気になるので調べてみます。

主なリファラー(訪問元)はTwitter(現X)。
検索してみたところ、記事が以下のポストを起点に拡散されていました。

https://twitter.com/kanseiTK/status/799819758237401088

これがさらに、拡散されます。

https://twitter.com/nobunagashinbo/status/799826884011782144

新保信長様は、「ゆうきまさみ 異端のまま王道を往く」を出している方。

ゆうきまさみ 異端のまま王道を往く (文藝別冊/KAWADE夢ムック)

まさにこの本を買おうか、ちょうど迷っていたところ。
そのタイミングもあって尚更びっくりしました。
私は「じゃじゃ馬グルーミン UP!」が一番好きです。
どうでもいいですね、はい。

タナカキンセイ様、新保信長様、その他の拡散してくださった方、心より感謝いたします。

著者情報が記事の拡散を後押しした

もちろん二人にフォロワーが多数いたというのもあります。
しかし私が注目したのは、次のように記事が紹介されていたことでした。

元公安調査庁の天満川さんのコラム

拙記事の内容を簡単に説明すると、文部科学省のキャリア係長が官庁訪問において「いじめなんてないよ」と強弁した、というものです。
書いたのが一般人なら「ああ、あるある」とか「世の中わかってないねえ、そんなものだよ」という感じで流されたでしょう。
実際にそういうポストも見かけました。

しかし一方の私もまた、

霞が関で勤務していた元キャリア官僚なんです

このサイトの著者情報にはテックブログと関係無い経歴なので書いてませんけど。
週刊ポスト・Yahoo!ニュースで採り上げられたくらい素性は確かです(「ふざけんな!」って内容ですが)。

そうなると話の内容が一気に現実味を増します。

「実際に霞が関で働いていた人」が語るからには、本当にあったことなんだ。

当該記事にそれだけの説得力を与えた理由。
それが設置したばかりの著者情報だったわけです。

E-E-A-Tとして考えてみる

今振り返ると、この出来事はまさにE-E-A-Tそのものでした。
前項の記述をまとめてみます。

  • Experience(経験)
    • 実際に官庁訪問を受けた
    • その場でその発言を聞いた
    • 当事者として体験した
  • Expertise(専門性)
    • 元キャリア官僚
    • 霞が関勤務経験
    • 官僚組織を知っている
  • Authoritativeness(権威性)
    • 元公安調査庁
    • マスコミ報道歴
    • 外部から参照される経歴
  • Trustworthiness(信頼性)
    • 実名同様のベースで活動
    • 経歴が検証可能
    • 著者情報で素性を確認できる

これら要素が揃っていたから記事が読まれた、という意味ではありません。
ただ、読者が記事を評価する際にこれら要素を無意識に見ていた可能性は高いでしょう。
そして、著者情報が判断材料となり、その後押しをしたものと考えられます。

当時はE-E-A-Tのワードすらなかった時代。
しかしその重要性について、身をもって体験することとなりました。

著者情報ボックスがSEOに与える効果

まず、

著者情報にSEO上の直接的な効果はないと言われています

著者が誰でどういう属性を持っているかは重視されます。
しかしこれについては、Author構造化データをJSON-LDに記しておけば事足ります。

しかし、

間接的な効果はあると思います

マーケティング全体から見た場合、著者情報が意味を持たないかと言えば違います。
紹介の仕方によっては記事の重みを増すことができます。

大事なのは、次の点じゃないかと考えます。

著者イメージと記事内容が結びつくこと

このサイトでの私の著者情報は、現在のお仕事の「WEBディレクター」。
Web制作と結びつくからです。
親サイトであれば「元公安調査庁キャリア」とその実績。
マビノギサイトであれば、プレイヤー「ひさちん」としての私です。

何が言いたいかと申しますと、

著者情報と結びつく記事を書いた場合、説得力が倍増する
その結果として拡散力が増し、間接的にSEOへプラスに作用する

自分の書く記事と結びつきそうな著者情報を考えて、そして置いてみてください。
きっと効果が得られるんじゃないかと思います。

最後に ~というか蛇足?

私が嬉しかったのは、アクセスアップよりも次のポストでした。

https://twitter.com/kanseiTK/status/800178527995707392

読者が一人増えた瞬間です。
私がサイト制作の道を踏み出したのは、元々は私の著作を読んでいただくための小説サイトを立ち上げるためでしたので

というわけで、

皆様もお読みいただけたら嬉しいです!

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天満川 鈴のプロフィール画像
WRITTEN BY

天満川 鈴

未経験からWEB業界に入り、現在はWEBディレクターとして実務に従事。 要件整理・導線設計・コンテンツ構成などを学びながら、日々改善を重ねています。 AIを活用したコンテンツ制作・効率化を強みとし、プロンプト設計を含めた制作フローの最適化にも取り組んでいます。
本サイトでは、WordPressやサイト制作に関する試行錯誤・検証内容を中心に発信。 技術検証の一環として、KUSANAGI公式サイトにて記事を2回紹介いただきました。

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